松竹梅はなぜ縁起がいい?
松竹梅というワード、よく見聞きしませんか?
特にコース料理のランクや着物、冠婚葬祭の場面にも登場することがありますね。
ですが、そもそも松竹梅がなぜ縁起がいいとされているかご存じですか?
今回は、松竹梅の意味について深堀していきます。
松竹梅の由来は?
中国の画題からきているそうです。
「歳寒三友=冬の寒い季節に友とすべき三つのもの」とされていたのが、松・竹・梅の三つでした。
松竹梅の順番は?
まず、松竹梅の中でどれが一番上のランクなのでしょうか。
松が一番上、次に竹、梅の順です。そのままです(笑)
なぜこの順番になったかというと、
言いやすかったから。。です(笑)
※諸説あります
松 長寿
松は、寒い冬にも緑が絶えることはありません。
また、岩場などの生育しづらい環境でも育ち、樹齢が長いことから長寿の象徴とされています。
400年以上の樹齢の松があるそうです。
竹 生命力・子孫繁栄
竹は、まっすぐ天に向かって育ち、通年緑を保っています。
この生命力の強さと成長の速さから、生命力・子孫繁栄の象徴とされています。
梅 気高さ
苔が生えるほどの樹齢になったとしても、
厳しい寒さの残る季節に先駆けて美しい花を咲かせることから、気高さの象徴とされています。
現代のお花見の主役は桜ですが、古来のお花見といえば梅の花を見ることを花見と言ったそうです。
※季節の柄を先取りする文化は、お会いする方々に季節をお知らせすることができる粋な文化です。
しかし、この文化は絶対そうしなければならないというものではありません。好きな時に好きな柄を着ましょう。
日本では、様々な場面で「松竹梅」が利用されています。
もし、松竹梅が用いられていたら、こういった意味を持っていたなぁと思い出してみてください!
日本の文化っておもしろい!!
引用:三省堂 新明解四字熟語辞典