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日本の柄 ブログ

宝尽くしってどんな柄?

宝尽くしは、吉祥文様と呼ばれる縁起の良い柄です。

晴れの日やお正月などに用いられることが多いですね。

どのような意味を持つのか、一つ一つ見ていきたいと思います。

宝尽くし文様

宝珠

どんな願いも叶い、思いのままに宝を出し、悪を取り除く珠。

 

宝巻

ありがたいお経が書かれた巻物。

 

◆花輪違い(七宝)

「人とのご縁は、七宝(仏教経典にでてくる)と同じくらい価値がある」とされています。

円がずっと続く柄ということから「円満・ご縁」などの願いが込められています。

 

打ち出の小槌

振ると欲しいものが出てくる。

 

軍配

勝負の采配を決めるもの→物事を見極める

 

隠れ蓑(かくれみの)・隠れ傘

身を隠すことができるもの。→身を守るもの

天狗が持っている宝物といういわれもあります。

 

金嚢(きんのう)

お宝が入っているもの。

 

丁子

貴重な香料。スパイスや漢方にも使用されるクローブのこと。

 

分銅

秤でものの重さをはかる際に使うもの。→富の象徴

 

◆宝鑰(ほうやく)

お宝が入った蔵の鍵。

 

一つ一つに意味を理解すると、宝尽くしという柄がなぜ縁起の良い柄とされているかがわかりますね。

着物は自分だけでなく周りの人を思いながら着るものだということに気づかされます。

私の小日記

先日、骨董市に行きましたら、初めて出会った柄の帯があり、購入しました!

(たくさん着物と帯を持っているので、もう増やしてはいけないと頭ではわかっていますが…)

アンティーク着物の世界はとても深く、とても魅力的です。ハマったら抜け出せません(汗

こちらは昭和初期ごろのものと思われる名古屋帯です。黒繻子の生地にカラフルで大胆な刺繍が施されています。

蓑鳳凰という柄で、「鳳凰」の頭の部分が「隠れ蓑」によって隠れています。

この柄にはどういった意味が込められているのか、今後調べてみようと思います。

皆様はどうお考えになりますか?

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