水を表す柄と言えば?
西所沢の着付け教室・出張着付け朱由衣です。
暑い夏がやってきました。目で見る「涼」と言えば、水色や水を表した柄ではないでしょうか。
今回は、水を表した柄をご紹介いたします。
水属性の推しがいらっしゃる方の推しコーデの参考にもなればと存じます!
青海波(せいがいは)
青海波は、柄がいくつにも連なり、穏やかな波が続いている様子を表していることから、
いつまでも平和や幸せが続いてほしいという願いが表されています。
この柄の発祥は、古代ペルシャと言われており、シルクロードを渡って日本に伝わったとされています。
観世水(かんぜみず)
観世水とは、水が渦を巻いている様子を文様化したものです。
能楽の観世流の観世太夫がこの文様を定式文様として用いたことから観世水という名になりました。
柄によって、衣装の季節感を表したのだと思います。
波
波と言いましても、立浪やさざ波、荒波、大波など様々な波の柄があります。
波は永遠に続いており、尽きることはありません。
そのことから、永遠や長寿などの意味を持ちます。
流水
水が清らかに流れることから、清らかさや良い流れ、繁栄などの意味を持っています。
また、苦難や厄が流れるという意味があるともいわれています。
舟・船
海や川での交通手段と言えば、舟・船ですね。
島国である日本では、なくてはならない存在でした。舟も様々な形で文様化されています。
帆掛け船や屋形船、南蛮船、花筏、宝船、和舟などです。
夏らしさを感じる船の柄は、帆掛け船や和舟でしょう。
宝船は、お正月。花筏は、春のイメージが強いのではないでしょうか。
水を表した柄で、暑い夏を涼しくしましょう。
※気温が30度以上の日は特に、無理せず、快適な服装でお過ごしください。